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はさみの即興アート


by vividtone

新店オープン

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こんにちは、紙切り以外はとんちんかんな水口です。
店のオープンまで青あざだらけでした。そこらじゅうの荷物に、いちいちぶつけたみたい。
久し振りの更新で、ごめんなさい。

無事皆様のお助けのおかげで移転オープンに漕ぎつけました。
本当に本当にありがとうございます。

メッセージすべて目を通しました。
温かい言葉本当にうれしかったです。
それから、作品の依頼やお待たせしてしまっている方には早急に返信させていただきます。
よろしくお願いします。

トップの写真がお店の外観です。
「虹の郷」で仕事していた時と違う所は、店にドアがあることと冷暖房とレジスターがあるということです。
隣にお父さんはいないので毎日鮎は食べれませんが、おいしい蜂蜜やさんがあります。

立地は伊豆市修善寺の温泉場、日枝神社の隣です。
小学校の登下校した場所に店を持てることが、私にとって一番うれしいことです。
すべてのめぐりあわせに感謝しています。


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お店の中は頂いたお花でいっぱいです。地元の小学生にいまだに花屋と思っている子がいるみたいです。
幸せなことです。いちいち泣けてきます。
ひとつひとつ手入れをしながら、頂いた方の顔を浮かべてます。どうもありがとう。
私のカルピス好き情報を知った人からはカルピスも頂き、今年の夏は毎日カルピス飲みたいです。


お店を開くにあたり、たくさんの人が損得を考えずに動いてくれました。
本当に感謝です。
個人的なことを書きます。ごめんなさい。宣伝もかねて。


修禅寺門前の茶屋一石庵の旦那さん奥さんには全般的に相談にのってもらい、
二人の娘のこうこさん(幼馴染!)はオープン新聞を刊行してくれました。
手書きで昔の学級新聞を思い出します。本当にありがとうございました。

竹林の小道の裏道にある家庭的な居酒屋「奈紬太」の娘のつむぎさん(幼馴染)には、看板類や店の構成を。

太鼓打ちの喜酔会のリーダーには、力仕事や棚を作ってもらいました。メンバーの工務店の山田さんにも素敵なガラス棚を。

当日はオープンイベントで、雨の中太鼓演奏をしてくれました。
本当に魅力的な太鼓なので、是非みなさんにも聞いてもらえる機会がこれから先あればいいなぁと思います。

高校時代の親友篠澤さんは絵をこのために描いてくれました。お店の構成も練ってくれました。

いつも親身になってくれる静三会社のシールの社長、おかげで素敵な「シルエット物語2」が誕生しました。
本当にありがとう。

アシスタントの雪さんも、一番面倒な事務作業をこなしてもらい、こうしてブログ更新もお願いしていたのでした。二人の娘の育児をしながら、、、ありがとう。

そしてうちの80過ぎのおばあちゃんは、家でひたすらシールを袋に入れて、毎日仏壇に祈ってくれました。
一番心配してくれた人です。

お父さんは、疲れて家に帰るといつもおいしいご飯を準備して、(パチンコの帰りに)かならず差し入れをみんなの分用意してきてくれました。弟も東京からお祝いに駆けつけてくれました。


御殿場の父、教育課長の勝又将雄先生も奥様と前日に助けに駆けつけてくれました。
私が仕事で食べれるように導いてくれた恩師です。支えです。
たくさんの方に私という人間がいることを、広めてくれました。
心から感謝をしています。

本当にたくさんの人に支えられて今の自分があります。
みんなが私が食っていけるようにと導いてくれ、信じてくれました。

私は、欲がなく大した器も持ってはいませんが、みんなが健康で当たり前の毎日がめぐってくることを心底幸せに思います。

お店が繁盛することで町のためになるのなら頑張るし、一番は大好きな人たちが側笑っていてくれること。
作品を見て笑って喜んでくれることが、私にはかけがえのない幸福です。
ただそれだけです。

いったい何のために作品を作り店を持つのか?とたくさん聞かれました。
家で作業でもいいのです。

ではなぜ、家賃を払い必要経費を払い生活資金を考える苦労をするのか。

やっぱり、私は伝えたいのだと思います。

作ることは、自己満足ではなく「伝えること」であり「共有すること」であると、美大時代悩んでいた答えがでました。なんのために作るのか、ということです。


では何を伝えたいのか?

そう聞かれてずっと考えていました。

でも、先日中学校のときに書いた文集が出てきて、中3の私自身に答えがありました。
私は自分を救いたかったのだと思う。
深く悩んでいた私は、こんなことを言ってました。

「人は、自分が愛されていると感じたときに、輝けるし生きていける」

私は絵を通じて温かいものを表現したい、と思ってずっとやってきました。
それだけは絶対揺るぎませんでした。

あなたは愛されているよ、と伝えたい。

人と比べて「ない」ものではなく、「ある」ものに目を向けたとき、とても深い愛情を自分の中に感じることができる。
それは「しあわせ」というものだと思う。

愛されることができると、「愛する」こともしたくなる。
絵を通じて、愛情を注ぐ。深く、言葉にできないものを。
人を愛したい。

子供に伝えたい、幸せであるということ。
子供であった大人にも。

ちょっとさみしい想いをした子供時代を持つ、あなたや私に。



今はまだなんとなくしかわからない。でも、それでいいのだと思う。
これから、もっといい表現をしていこうと思います。




長い文章になってしまいました、ごめんなさい。
とにかく、オープンできて一安心。

がんばります!!

青あざだらけのセンチメンタルな水口でした。
by vividtone | 2009-06-28 18:38