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はさみの即興アート


by vividtone

ヤドカリ少年

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黄色い和紙がパソコンだと醤油染みみたいに見えてしまうなぁ。

しばらく間を空けてしまってごめんなさい。
修行してました。そうそう、山奥ではさみで竹切ったり…
想像に任せます。。    

今日は、すっごい山のような荷物をランドセルに重ねて背負ってる一年生の男の子がしかめっ面らで歩いていた…。

そっかぁ世間は、夏休みなのかぁ。

私は明日雨で荒れるだろう海を見てきます。
朝早いので、帰ったらお返事します。
# by vividtone | 2007-07-21 00:20

漂流する

大学の図書館で書いています。
色々と原点を探ってます。

大学のころは、紙きりなんてしたこともなかった。
油絵、絵本を選択していたけれど、その発想はまだ生まれていなかった。

私はずっと昔からそうなのだけれど、特定の仲のいいグループがない。それって女の子の中では、まれなことかもしれない。

女の子には、大抵そういう群れがあり、目立つ・目立たないで構成されていたり、好きなファッションがなんとなく似ている…等で構成されたりしていた。

その統一されたグループの中でも時折色に染まれない部分(例えば、グループの子には隠しているが詩人で好きな人がいたり、過激な写真家が好きだったり)そういう自分哲学を隠している子を見つけ、とことん話しこむのが私は楽しかったのだ。

私は色々なグループの中の、あの子、この子、という付き合いを好んでよくしていた。
実のところグループなんてものは私にとってどうでもよく、私は自分が興味のある子とただ居ようとしただけだった。
私の得な性格なのか、だからといって恨まれることはなく、面白いことを気をきかせて言ったりするせいか、どのグループに行っても嫌悪されることはなかった。


結局、私は誰とでも仲がいい誰に特別嫌われるでもない、しかし安定した場所がなかった。

それはときに、体育の授業で2人ペアーをつくるときに一人余ってしまったり、さて帰ろうと思ったときに誘う友達がいなかったりそういうことだった。

それは常に心細いもので、ぐっとくるものだった。
私の人との付き合い方に、嘘はない。
でも、こんなにも確かなものがない。

人との付き合い方は人生の歩み方に、どこか似ていて…(そう私は思っている)
私は選挙でいえば無所属の状態でここまできてしまった気がする。


唯一、私の中で確かなものといえば、今 目の前にいる人は何よりも確かだ。
大切にしたいという想い。
楽しませたい、私といる時間を愛して欲しい。

大学生活の間は、気持ち的にも物質的にも一人絵を描くのが好きだった。
それは誰でもない自分の為で、自分の生き方にマッチした方法。
その道を進めば生きやすいだろう。
でも、その道に救いはないような気がした。


「素敵な趣味ですね、そうか美術大に行っていたからできるのですね!」
そう言われることが紙きりをやっていて、多い。


でもね本当は、趣味・美大で学んだものからは、全くかけ離れている。
一人絵を描いている生き方に沿って歩けばそこそこ楽しいものを、なんでこんな難しいことしちゃてるのさ…と思うことがある。
ぱっと才能で、できると思ったら大間違い。
ひーひー言ってます。あーでもない、こーでもない。どちらかと言えばこそこそ努力型です。


でも、じゃぁなぜそんなことやるのさ?と聞かれたら、目の前に赤ちゃんがいたら笑わせようとして慣れなくても面倒をみる、みたいに理由のみつけにくい愛情行動なんだと思う。

そうだ、全ては愛情行動だ。
何もかもをはじき出す様な、人と人の結びつきに私はどうしてか、こだわっている。
その結果私の中にある利用できる成分をかき集めて磨いたものの結果が、紙きりだったのだ。


紙きりは、「全てはあの子を楽しませるためだ」と言っても過言ではなく。
実際、誰もいない山奥に篭ったら何も作品を作る気がしなくて、しょうがない。そのうち、ほっとくと別に作らなくてもいいのでは、という考えにまで達する。

人がいる場所で作る、そうしてその時間を愛してもらう、それが私にとって一番の価値。
一度だけの出会いとしても、私は切って切りまくる。
その時間は私の愛しい貯金となってくれる。

私にとって紙きりをはじめた原点そしてこれからも続けていく理由。
よし、漂流終わり!!ごはんを学食で食べてくるぞ~
# by vividtone | 2007-07-11 13:46

日々の泡

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ヘンな夢を見続けている。

家が爆発しているのを見ていたり、注射器で追いかけまわされたり、結婚式の仕度を何もしていないのに式場に向わなくてはいけない、だとか。

あぁ、焦っているんだ。
以前よりも自由な時間は増えたはずなのに、何故か見えない力が私をぎゅうぎゅう押すようである。
自分が自由であることを責めたり、もっともっと苦労して経験を積むことをしなくてはいけないと決めつけたり。
自分の感情が上手に精神と合わさらないときは、無理にこじ当てずに
のんびりすることも大切なのかもしれない。

親しい人に会って、何か本物に触れてきてみよう。
そうしたら、自分がつくりたいものが見えてくるかもしれない。


週末は東京へ。
戻ったらお返事します。
いつもありがとう。再会がこころから嬉しいです。


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力を抜いて、きれいな水の中を流れて、流れついたところがいちいち自分の場所だ。

これからは、そういう人生にしよう。


「なんくるない」  よしもとばなな
# by vividtone | 2007-07-10 17:48

変な人生

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和煦という本(着物家さんに置いてあったりっする)に、むくんだ顔で載りました。
姉ちゃんって、こんな顔してる?と弟に聞くと、そんな顔だよ、と言われた…。涙。
仕事終わって走って帰って支度して、急ぎの取材だったので(←いいわけ)…見苦しいぞ自分。

家になかなか送ってきてくれないから、ネット上で会員にまでなってアンケート答えちゃったよ…(虚しい)
そしたら、今日送ってきてくれました。
作品がいっぱい紹介されていて嬉しかった。

私の人生は、なかなか波乱万丈で面白いなぁ、、と他人事のように思うのだった。。
# by vividtone | 2007-07-05 14:51

美容院で切る

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本日は、家から1時間半ほどかけて(伊豆の田舎から)とぼとぼと、沼津(仲店繁華街)の美容院『guk』に行ってきました。
商店街は異様な七夕熱におかされ、手作り看板がいたるところにぶら下がっていました。

このお店のジョウマツさんじゃぁなきゃ!!と、いうほどの、自分にぴったりしっくりくる髪型にしてくれる先生(←おばあちゃんも私もそう呼んでいる)にカットしてもらいに行きました。髪型も、毎回とてもいい仕上がりで、何より気持ちがいいのだ。

今回急遽、店の前のボードに七夕をイメージした紙切りを…という先生の頼みで、髪を切られながら紙を切ることに。

出てくる出てくる…どこからともなく画用紙が…。
松本さん(色々なことに興味を持っていて、話にのってくれる)と、あーでもないこーでもない…と思考錯誤し、完成。
その場でディスプレ−を作れるというのが、この紙切りのいいとこかもしれません。
私は、そこまで自分の作風にこだわりません。誰かと作品を共有しながら作る方が、いいものになるし、なによりとても楽しい。

それより一足先に自分の髪型ができていた…というオチがありますが、
今回の髪型も丁寧に希望通りに仕上げてくれたのでした。

※写真1  少しPOPな七夕です
   お店のお姉さんがすごく明るくて可愛いのでそのイメージで 
※写真2  松本さんと店と七夕ボードと
   勝手に助手をさせてしまったけれど、楽しかったのでヨシ。
七月七日まで飾ってあります。
# by vividtone | 2007-07-04 22:37